- コラム
- 投稿日:2024.09.10
- 更新日:2024/11/16
キムチの多彩な楽しみ方と種類別に選ぶポイントと活用レシピ
キムチの種類は実に多彩です。白菜、大根、キュウリなどの伝統的なキムチから、山芋やレンコンなどの変わり種キムチまで、さまざまなキムチの特徴や楽しみ方を紹介します。また、発酵時間や保存方法、についても解説します。
目次
白菜キムチの魅力と特徴
キムチと聞いて最初に思い浮かぶのが「白菜キムチ」ではないでしょうか。白菜キムチは、その深い旨みと豊かな発酵の香りが特徴で、韓国料理だけでなく、さまざまな料理に使える万能なキムチです。発酵によって生まれる乳酸菌が、キムチ独特の風味を作り出します。乳酸菌、ビタミン類、ミネラルなど、体に良い栄養素が豊富に含まれており栄養満点です。白菜のシャキシャキとした食感、歯ごたえは食欲をそそり、食べ飽きないのも魅力の一つです。(とろりとした食感のものもあります)また、キムチは、そのまま食べても、炒め物や鍋料理など、様々な料理に活用できるので料理の幅も広がりますよね。
白菜キムチの健康効果と栄養価
白菜キムチは、発酵食品としての健康効果が豊富です。乳酸菌が腸内環境を整え、免疫力を高める効果が期待できます。また、ビタミンCや食物繊維も豊富で、日常的に摂取することで、健康維持に役立ちます。
便秘に効く!キムチの乳酸菌パワー。
キムチには1gあたり約5,000万個(製造経過日数により異なる)というものすごい数の乳酸菌が含まれております。この白菜キムチに含まれております乳酸菌は日が経つにつれ増えていくとされています。さらにこの乳酸菌は整腸効果が抜群で腸内フローラ改善に非常に良いものとされ、便秘改善だけではなく腸内で生成されます幸せホルモン「セロトニン」生成にも一役を買う役割を果たしてくれます。(※ただし個人差がございます)
自家製キムチに挑戦!発酵時間のコツ
変わり種キムチを自家製で作る際には、発酵時間の管理が重要です。発酵時間は、食材や季節によって異なりますが、基本的には3~5日程度が目安です。発酵が進むと味が変わってくるため、自分好みの味を見つけるために、途中で味見をすることをおすすめします。また、発酵が進みすぎた場合は、冷蔵庫に入れて発酵を止めると良いでしょう。
豊田商店のキムチ
当店のキムチは徹底的な食材選びです。仕入れ先に直接足を運び、品質をチェックし、その日に、流通している国産野菜の中でいちばんキムチに合うものを求め、厳選した白菜を使用しています。
栽培の技術が進歩している現在、今や季節を問わず、いろんな野菜を仕入れることができます。よく食べてみると、季節ごと産地ごとに、微妙に野菜の味は違うのです。豊田商店では、その日に流通している野菜のなかで、キムチに一番合う産地の野菜を仕入れています。春、夏の暑い季節では、涼しい長野の高原で育ったものを仕入れ、秋から冬の寒い季節には、愛知県産のものを仕入れています。こうして、1年を通じて美味しい温度で育った白菜を仕入れているのです。もちろん、こだわりは白菜だけにとどまりません。きゅうりも、大根も、そのほかの野菜も、全部、品質と産地にこだわります。定期的に市場に足を運び、オモニ自らが「これならいける」と太鼓判を押す野菜だけを使っているのです。
白菜キムチ
約50年以上親しまれている定番の白菜キムチです。白菜の自然な甘みと唐辛子のほどよい辛さを味わって頂けるよう天然素材にこだわり、韓国の製法を守りながら日本の方のお口にも合う秘伝のだしで味付けしています。白菜は国産品を使用。夏は長野、冬は愛知、九州と季節ごとに仕入れ先を変えることで、キムチづくりにピッタリの白菜を見つけています。
唐辛子は韓国産及び中国産。年に一度韓国に渡り、とうがらし工場を視察して上質の唐辛子を選んでいます。葉っぱを一枚一枚めくりながら、味付けしています。さらに、キムチづくりに欠かせないニンニクは、青森の農家と直接契約し、色白で大粒、エグみの少ないものを厳選して仕入れています。
お漬物としてはもちろんのこと、お鍋や、お味噌汁に加える、キムチチャーハン、お豆腐とキムチ&チーズのオーブン焼きなどいろんな召し上がり方でたのしんでいただけます。納豆と混ぜていただく「納豆キムチ」は、ダイエットや美容にいいと評判です。
熟成白菜キムチ
こちらの商品は熟成しているため酸味のある商品となり、製造より数日間、工場内冷蔵庫(2~3℃)にて熟成いたしましたキムチでございます。
刻み白菜キムチ
こちらの商品はオンライン限定商品となっており、食べやすい大きさにカットしていますのでお好みの量でお召し上げりいただけます。
大根キムチ
コリコリの食感と甘みがあふれ出す大根キムチの特徴は、素材の甘みです。この甘みを最大限引き出すために、秘伝の天然だしは、素材の味を邪魔しないように、控えめな味わいに仕上げています。
使用する大根は全て国産品。季節ごとに産地を変え、キムチに一番適した大根を選んでいます。 大根一本一本全て手作業で皮をむいており、食べやすいようにサイコロ状にカット。カットしたら、すぐに塩に漬け、素材の旨みを逃がさないようにしています。一昼夜塩に漬けたら、あとは当店自慢の薬味(ヤンニョム)を和えて完成です。お客様からは「コリコリの食感がたまらない。」「いくらでも食べられる」との声を頂いています。
大根平漬けキムチ
カクテキより大きめにカットしています。熟成が進めば進むほど、イワシのエキスと天然だしが更に深く調和を奏でます。
きゅうりキムチ
定番の白菜キムチと人気を二分する当店自慢のキュウリキムチは、 胡瓜のみずみずしさ、シャキッとした食感や、胡瓜の旨みを味わって楽しんでいただけるよう、少し辛さを控えめにして味付けをしています。
きゅうりキムチも白菜キムチ同様、国産のきゅうりを使用しています。一緒に和えている千切り大根も国産品。千切り大根の甘みとシャキシャキ感はきゅうりの味を引き立たせてくれます。それから当店自慢の天然素材をふんだんに使用した薬味(ヤンニョム)は全て手作業で和えています。 実はキュウリの大きさや塩のつかり方を見て、薬味の量を毎日調整しています。そうすることで、きゅうりのみずみずしさを引き出すことが出来るのです。
きゅうりキムチは白菜キムチに比べて熟成が早いです。みずみずしさを楽しんで頂くためには早めにお召し上がり頂くことをおすすめします。もちろんキムチ本来の熟成のする味わいも楽しんで頂けますよ。
山芋キムチ
山芋独特の甘みと旨みを最大限に引き出す特製たれ(ヤンニン/ヤンニョム)と、サクサクとろ~りな食感で、他のお野菜では味わえない癖になる逸品です。もちろん山芋はすべて安心の国産品。洗うのも、切るのも、味付けするのも、全て手作業で行っています。
れんこんキムチ
れんこん特有のザクザクの食感と、 ゴマ油の効いた特製ヤンニョンの濃厚な味付けがクセになること間違いなし!旨みのぎっしり詰まった「れんこんキムチ」は、 少し辛めの薬味とお酢のさわやかな酸味で後引く味に仕上げております。
さっぱりとした辛さが魅力の大根キムチ
白菜キムチに次いで人気の高い「大根キムチ」は、そのさっぱりとした辛さが特徴です。シャキシャキとした食感が食欲をそそり、特に夏場にはピッタリの一品です。
大根キムチの基本的な作り方と注意点
大根キムチは、基本的には大根を一口大に切り、塩漬けしてから調味料を加えて発酵させます。ただし、発酵させすぎると大根の食感が失われるため、発酵時間には注意が必要です。また、調味料のバランスも重要で、辛味や甘味を調整して自分好みの味に仕上げることができます。
大根キムチの発酵時間と保存方法
大根キムチの発酵時間は、気温や湿度によって異なりますが、一般的には1週間ほどが目安です。発酵が進むと酸味が強くなるため、お好みのタイミングで冷蔵庫に移して発酵を止めることができます。保存は冷蔵庫で1か月程度が目安ですが、早めに食べることをおすすめします。
【豊田商店のキムチ類賞味期限】
白菜キムチ:冷蔵保存で約14日間(夏期は約10日間)
大根キムチ:冷蔵保存で約14日間(夏期は約10日間)
きゅうりキムチ:冷蔵保存で約10日間(夏期は約7日間)
れんこんキムチ:冷蔵保存で約10日間(夏期は約7日間)
山芋キムチ:冷蔵保存で約10日間(夏期は約7日間)
当店キムチ類は保存料、合成甘味料を使用していない為、美味しく召し上がっている「賞味期限」を短めに設けております。※「消費期限」ではございません。
キュウリキムチ発酵時間と美味しさの秘密
キュウリキムチは、その軽やかな食感とさっぱりとした風味が特徴です。暑い季節やさっぱりとした味が欲しいときに最適なキムチです。比較的短時間で発酵するため、すぐに楽しむことができます。一般的には、2~3日ほど発酵させると、程よい酸味が生まれます。発酵が進むにつれてキュウリの食感が柔らかくなり、風味もより深まります。自分好みの発酵具合を見つけて楽しんでください。
キュウリキムチに合う食材と組み合わせ
キュウリキムチは、そのさっぱりとした味わいが、さまざまな食材と相性抜群です。例えば、海鮮類との相性が良く、「キュウリキムチとタコの和え物」は、簡単に作れるおつまみとして人気です。また、豚肉との組み合わせもおすすめで、「キュウリキムチの豚肉巻き」は、食べ応えがあり、主菜としても十分な満足感を得られます。
キュウリキムチの作り方と失敗しないコツ
キュウリキムチを作る際には、キュウリの水分をしっかりと取り除くことが重要です。水分が多いと、発酵が進みすぎてしまい、風味が落ちてしまうことがあります。また、適切な塩加減が重要で、塩の量を調整することで、自分好みの味に仕上げることができます。
変わり種キムチ:ユニークなキムチの世界
変わり種キムチは、一般的な白菜や大根以外の食材を使ったユニークなキムチです。山芋やレンコン、さらには果物を使ったキムチなど、そのバリエーションは無限大です。これらのキムチは、見た目も味も一般的なキムチとは一味違い、驚きと楽しさを提供してくれます。
山芋好きにはたまらない山芋キムチ
山芋には良質なたんぱく質やビタミンB群・ビタミンCのほかに、レタスの4倍・トマトの3倍ものタンパク質が含まれています。また、高血圧予防に効果があるといわれるカリウム、マグネシウムなどのミネラルなどもバランスよく含んでいます。独特の粘りには、アミラーゼ、ジアスターゼなどの消化酵素が大根の3倍含まれ、でんぷんの消化吸収を助けます。胃腸の働きを活発にするので、病後や虚弱体質にも向いています。また、粘り成分は胃の粘膜を保護し、体内でたんぱく質を効率よく活用させる作用があるので、滋養強壮や疲労回復に有効に働くとされています。血糖値を下げる作用もあり、糖尿病や高脂血症予防にも役立つともいわれています。
山芋が素晴らしいのは、芋類の中で唯一、生で食べることができるということ。生で食べることによって山芋に含まれる栄養素を豊富に摂取できます。加熱せず、生のままぜひ積極的に食事に取り入れたい食材なのです。
山芋は女性の美肌や若返り、更年期の不調にもいいと言われています。豊富な食物繊維が腸内を掃除してお通じをスムーズにすることがデトックスとなり、美肌効果も期待できます。なんとなく食感から太りやすいと思われがちですが、逆にダイエットや美容にも良い食材なのです。
れんこんキムチ
れんこんキムチは、シャキシャキとしたれんこんの食感がキムチの辛味と酸味と絶妙にマッチした、風味豊かな漬物です。ビタミンC・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれるため、疲労回復や美肌効果に優れた野菜として知られる根菜です。
キムチを使ったおすすめレシピ
白菜キムチは、単体で食べても美味しいですが、さまざまな料理にアレンジできます。例えば、「キムチチゲ」は、白菜キムチの旨味がスープに染み込み、絶品の一品となります。また、「キムチチャーハン」も簡単で美味しい家庭料理として人気です。
大根キムチは、さっぱりとした辛さがパスタにマッチして、夏にぴったりの一品「大根キムチの冷製パスタ」や簡単に作れるヘルシーな料理としておすすめの「大根キムチの和風サラダ」などアレンジ方法は様々ですね。
変わり種キムチは、そのユニークな味わいを活かして、「山芋キムチのグラタン」や「レンコンキムチとチーズのサラダ」など、通常のキムチでは味わえない独特の風味を楽しむことができます。これらのクリエイティブなレシピを参考に、食卓を彩り豊かにしてみてはいかがでしょうか。レシピに迷う方は豊田商店のキムチレシピを参考にして試してみてください。
韓国味噌Q&A
Q.【韓国の味噌とは何ですか?】
A.韓国の味噌は、日本の味噌と同様に大豆を原料として作られる発酵食品ですが、味や風味、使い方などが異なります。代表的なものとして「テンジャン」や「コチュジャン」があります。
Q.【テンジャン味噌とは何ですか?】
A.韓国の伝統的な味噌の一種で、大豆を麹菌で発酵させたものです。大豆の粒が残っているのが特徴です。日本の味噌は甘みが強く、出汁との相性が良いですが、テンジャンは塩味が強く、唐辛子を加えたものも多いです。
Q.【テンジャンは何に使います?】
A.スープ料理や炒め物はもちろんのこと、ナムルに加えるのも風味が増すのでおすすめです。また、サムジャンといってテンジャンをベースに、コチュジャン、ニンニク、ネギ、ごま油などを加えて作る、肉や野菜につけるタレがあります。これはサムギョプサルを包んで食べたり、野菜スティックにつけて食べたりと、様々な食べ方があります。
#多彩#美味しいキムチ #サムジャン
店長:豊田勝之
自称キムチ研究家の豊田です。辛いもの・韓国料理・韓国珍味が大好きで、全国のお客様に喜んでいただける商品を日々試行錯誤しながら作っています。
まだまだ納得いくものはできていないと思っていますので、引き続き頑張ってまいります!