- コラム
- 投稿日:2020.12.17
- 更新日:2024/05/09
韓国のキムチと日本のキムチの違い
韓国のキムチと日本のキムチは見た目が似ているだけで製法や味にかなり違いがあります。
韓国の方々が日本のキムチを食べた時の感想として多いのは「味が薄い」「ただの漬物!キムチじゃない」というもの。
では、いったい何が違うのでしょうか?
韓国のキムチと日本のキムチの大きな違いをご紹介します。
唐辛子の違い
日本で唐辛子といえば鷹の爪を想像する方が多いと思いますが、唐辛子は世界で3000種類あると言われており、韓国では鷹の爪よりも一回り大きな品種の唐辛子がキムチ作りに使われています。
韓国の土と気候で育った唐辛子は辛みだけでなく甘みや旨味も十分にあり深みのあるキムチを作ることができます。
キムチの発酵
もうご存知の方は多いと思いますが、キムチは優良な発酵食品。韓国では元々保存食です。漬け込んで発酵させキムチ壺で保存しています。
そして、材料の発酵を促し、キムチ内に乳酸菌を増やす役割を果たしているのが、キムチの原材料の一つ【アミエビの塩辛】です。
ポイントは【アミエビの塩辛】
発酵を促すために、韓国産キムチにはほぼアミエビの塩辛が使われています。
日本の場合はキムチ風調味料を使用したものや、自然発酵過程を省き添加物で発酵したような味付けをしたものが多く、韓国産キムチのように発酵・熟成せず、時間が経つと共に風味が損なわれ発酵ではなく腐敗してしまいます。
他にも「手作り」と「機械」など様々な違いはありますが、「唐辛子」の種類と「発酵」の過程はかなり重要な違いです。
豊田商店のキムチ
当店のキムチはもちろん本場の製法を用いて作っています。
- 全て手作り
- 保存料不使用
- アミエビ塩辛使用の発酵食品
- 一級品韓国産唐辛子使用
- 契約農家で大切に育てられた新鮮な素材を使用
また、伝統的な製法を守りながら日本の皆さまの口に合うように改良を重ねました。ぜひ一度ご賞味ください。
本場のキムチが持つ健康効果
本場の製法で作られたキムチには数々の健康効果があります。熟成したキムチには驚くほどの乳酸菌が含まれているのです。ニンニクやトウガラシにも意外な健康効果があるので、少しずつでも毎日食べるのがおすすめです。
「キムチの健康効果」について、詳しくはこちらから読んでいただけます。
キムチの源は?
Q.【キムチは日本がルーツですか?】
A.キムチのルーツは、朝鮮半島にあると考えられています。
Q.【キムチは中国と韓国のどちらが起源ですか?】
A.キムチの起源は、朝鮮半島にあると考えられています。しかし、中国との関わりも深く、単純にどちらか一方と断言することはできません。紀元前2世紀頃の中国文献に、「祖」と呼ばれる胡瓜の塩漬けに関する記述があり、これがキムチの先祖とも言われています。